ニ十歳の原点
今日自宅に帰ったら、「ニ十歳の原点」(原作者:高野悦子)の文庫本とコミック版が
届いていたので読んでみた。
文庫本の内容は、実家のある栃木県を離れて京都の立命館大学に進学した女子大生が学園紛争に関わり大きく傷つき(ケガをしたり警察に連行されたり、親友や家族と喧嘩する)、恋愛にも敗れ、最後はわずか20歳で自ら命を絶つ直前までの生前最後の年(1969、昭和44年)の日記である。
私はその20年後の(1987年、昭和62年)に立命館大学に進学し、その年にこの本を初めて読んだ。最初の印象は、社会正義、真理、自分に向き合うにしても何もそこまでする必要があったのか疑問が残った。この時はちょうどバブル時代、1969年の学生運動が盛んな時期を熱い時代と要するならば、バブル世代は「華やかに見える時代」といおうか、全く時代が違ったのだ。
学生生活や就職が順調であったならばこの本の事をそれきり忘れたかもしれないが、学校というか京都になじめず、就職も苦労したためか、ともかくこの本の事を時折思い出してはその都度読んでいる。この本については今後折に触れて書いていきたいと思う。

「コミック版」は、2018年に20歳の杉田さんという女子大生が1969年の京都にタイムスリップして高野悦子さんと対面するストーリー。50年近くも違う二人の価値観は大きく違い、対立しながらも結局は杉田さんは高野さんの価値観を受け入れて現世に戻って自分のやりたいことを目指すことになる。
コミック版だと当時の立命館大学の雰囲気や状況説明分が分かりやすい。それにしても
可愛い顔をしている高野さんが現在も続く沖縄問題について話したり、全共闘のヘルメットをかぶってバリケードのある大学に寝泊まりするのはインパクトが強い。
読んでいる間に1987年リリースの本田美奈子「Oneway Generation」や1969年リリースの「友よ」をBGMにした。このことについてもいずれ書きたいと思う。